私は八雲学園に中学、高校と6年間通いました。私が受験について真剣に考え始めたのは高校2年生の時でした。それまでは学校生活を充実させることに重きを置き、行事は全力で取り組み、最大限に楽しむようにしていました。受験期になり、私立理系を目指していた私は数学、物理と英語に力を入れて勉強しました。八雲学園の先生方は解き方や仕組みがわからなかった時に時間をかけてでもわかるまで教えてくれます。そのおかげもあり短期間で偏差値を上げることができました。そして志望校を決めるときも親身になって考えてくれました。これまでの努力の成果もあり、学校の成績も基準に達していたため、総合型入試で受験しました。教科の勉強の他に、自己推薦文なども学校で指導していただき、自分でも納得のいく結果になったと思います。八雲学園は受験以外のことにも生徒一人ひとりのことをしっかりと見守ってくれるので最高の学校生活を送ることができました。八雲学園では、月に一回芸術鑑賞を行う「文化体験」や、米サンタバーバラへの留学プログラムなど自分の興味を広げられる機会が数多くあります。私は文化体験や留学プログラムへの参加など学園生活での様々な経験を通して、芸術系統の道に進みたいと自分の進路を徐々に定めることができました。八雲学園は勉強面でのサポートも手厚く、放課後に行われる補習では苦手な教科の理解を深めたり、復習したりできます。特に受験期は一般受験生向けの特別進学プログラムや、自習室としてメディアセンターの使用など、集中して勉強できる環境が整っていました。八雲学園の先生方は、質問から悩み相談、雑談まで生徒一人ひとりに向き合い、親身に寄り添ってくださいます。目標に向かって頑張ることを全力で応援していただけたおかげで、私は志望校に合格することができました。八雲学園ではコロナ禍でもすべての行事を体験することができました。その過程で試行錯誤しながらでも行事を開催するという先生方の熱意が私たちにも伝わりました。また、この熱意は進路指導でも感じました。分からないところがあれば先生が個人で丁寧に教えてくださったり、志望校に合格できるか不安だった私をいつも一番に応援してくれたりしました。また、特別進学プログラムでは予備校の先生に指導していただいたことで、更なる学力向上に繋がりました。このように行事があるときは思いきり楽しむ、勉強するときは気持ちを切り替えて集中して勉強することができたので、学生生活が豊かなものとなり、志望校への合格を勝ち取ることができたのだと思います。他の学校にできないような体験ができること、それが八雲学園に通っていて一番良かったと思うことです。もともと芸術を本場の地で学ぶために海外大学に進学したいと思っていた僕ですが、そんな中、海外研修でアメリカはもちろん、ラウンドスクエア国際会議でイギリスに行くことができたということは進路を決める上で大きく影響したと感じています。ラウンドスクエア国際会議では様々な国、文化、環境で育った方達と関わるというこの歳ではなかなかできない経験をすることで素晴らしい価値観を築くことができ、人間として非常に成長できたと思います。八雲学園にはネイティブの先生がたくさんいらっしゃるので、英語のサポートが手厚いので海外大学へ進学するということに対して一切不安はありませんでした。オールイングリッシュクラスでの授業や海外からの来校者の方々と英語で話すことで、留学経験やインターナショナルスクールに通ったことがなかった僕でも、合格に十分なほど英語力を伸ばすことができたと思います。156年前、八雲学園の革新とともに歩み始めた共学1期生八雲での6年間の学びを力に進学を果たし新たな夢へと歩み出しました山際 孔貴さん東京理科大学理学部第一部数学科渡邉 千夏さん早稲田大学文学部文学科大塚 真優さん麻布大学獣医学部獣医学科矢吹 優さんUniversity for the Creative Arts1期生インタビュー 1期生の軌跡
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